院長の独り言

院長の本田です。私がもし患者なら不安に思うことがあります。「院長ってどんな人なの?」「信用できるの?」もちろん、私のことを信用してくださいといって信用されるもの ではありませんが、まずは私、本田勝義がどんな人間なのかを知っていただければと思い、書きました。少し恥ずかしいですが、ぜひご一読ください。

「今晩が山場です。」と子供の頃に言われた大病が歯科医師になろうと思ったきっかけでした・・・

これは、私が物心つく前(3歳)にわずらった大病で母が医師か ら言われた言葉です。幼い頃から体が弱く、よく病院にお世話になっていました。そして3歳の頃に肺炎が悪化し、 重度の脱水症状になり生死を彷徨ったのです。(らしいです) もちろん、私は3歳でしたので詳細は覚えていませんが、その時母が経験した不安感、そして担当医の方の対応をよく聞かされました。 私の両親は「医師」というのは素晴らしい職業だと子どもの頃によく話してくれました。 物ごころついた頃には、人の役に立つ事・人から感謝される仕事がしたいと思うようになりました。そして、昔から「人と話す事」が好きだった事もあって自然に「医師」という職業に憧れを抱くようになりました。

より医学的知識をもった歯科医師を目指し、大学卒業後医局へ

大学6年間で様々な事を学び、他の人より医学的な分野(口腔外科など)にとても興味を抱きはじめました。 入学時は早く開業を!と思っていましたが、同じ歯科医師でも「歯」だけでなく患者さんの体全体を診ながら総合的な視点で歯を診たい!と思うようになっていました。

そんな私に医局にいた先生が「歯科麻酔をやってみないか?」と声をかけてくれました。大学を出た私は、歯科ではもっとも医科分野に近い麻酔・全身管理を学ぶ為、東京医科歯科大学へと進んだのです。
医局には6年間在籍しました。その時の知識や経験が役に立ち、今では患者さんが飲んでいる薬を見れば大体、この方は心臓病、この方は糖尿病なんだと知る事ができます。
患者さんの持病や疾患を知ることはとても大切です。何故大切なのか?ちょっと話は脱線しますが、歯科医師にとって麻酔についてちょっとお話したいと思います。

全ての方が同じ麻酔の方法ではありません!

歯科治療の中では「麻酔」というのはある意味日常的です。患者さんも、歯医者に行ったら麻酔というのは比較的当たり前ではないでしょうか?ですが、患者さんの持病によっては麻酔をすることが日常的ではなくなります。

例えば、高血圧の方に麻酔をするのはとても危険なんです!ですから高血圧がどういう病気であり何を気をつけるべきか、歯科医師は正確な知識をもって麻酔をしなければなりません。 それを知っている歯科医師は高血圧な方への麻酔を断る場合もあります。もちろん「麻酔できませんので」とは言いませんが・・・

当院では、高血圧の方には血圧の上がりにくい麻酔を使用します。血圧というのは心理的な事でも上がります。「白衣症候群」というのをご存知ですか?白衣をみると心理的に血圧が上がってしまう事なのですが、『病院に行くと血圧があがっちゃうのよね~』というのは上記である場合があります。このように、患者さんのお話の中から様々なヒントを見つけて、患者さんを全体的に診ながら麻酔をしています。

患者さんにとっては日常的に思われがちな麻酔ですが、私は患者さんの立場に立って麻酔をする事を大切にしています。

医局で約1,000症例の経験後、歯科麻酔の認定医へ

ちょっと話はそれましたが医局でのお話に戻りたいと思います。 医局はとてもハードな毎日でした。 ですが、約1,000の全身麻酔の症例に携わる事ができ、とてもよい経験になりました。 歯科以外の麻酔科技術習得の為に、千葉の『こども病院』にも勤務しました。 歯科だけでなく脳外科や泌尿器科・皮膚科など様々な手術にも立ち会いました。

そして、「こども病院」から医局へ戻った私は、歯科麻酔の認 定医を取得しました。歯だけでなく全身麻酔を一人で実施して もよいという認定です。歯科医師は全国で約12万人おります が、私で766番目の認定医です。認定医取得は難しく、歯科 医師100人に認定は1名くらいの割合です。

患者さんとのコミュニケーションの大切さを学んだ2年間

医局後、東京都東大和療育センター(障害者を専門に診る療養所兼病院)に歯科があり、そこで2年間勤務しました。
ここではコミュニケーション、何より保護者の方が抱いている不安感や要望を聞く大切さを学びました。 障害者専門病院でしたので、ダウン症候群の方や自閉症の方々が患者さんです。患者さん自身との意思疎通はやや難しいので保護者の方とのお話が中心になります。お話の中で歯の問題だけでなく、様々な苦労話を聞きました。 それだけでも保護者の方は、安心したお顔をされ「気持ちが楽になった!」とも言ってくれました。

私が患者さんのお気持ちを「とことん聞く」スタンスが出来たのはこの2年間のおかげです。

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